さらに続けて

二週間間が開いたので、全部はとても無理ですが書く事だけは沢山ありますよ!

 

 

今度は、時たま凄い凄いと私が一人で盛り上がっているDL103のネイキッド仕様の話。ボディ剥いて裸にしちゃう奴。もう三十個は剥いて納めて来てその音を耳にされてきた方からの評価は間違いない物と受け止めておりますが、いかんせん取り扱いが難しくて、くれぐれも注意する様にお願いしてもどうしたって不幸な事故は起きていて、既に残念ながら何本か折ってしまった報告が上がっています。
だから基本的にこの仕様は、使うにあたっての自己責任を理解出来る大人の趣味人に対してのみ、店頭で対面販売でしかお受けしないのですが、どうしたって話が回って遠方の方からも、どうしてもそれが欲しい旨の声が届きます。今回は紀伊半島の方からのお声がかりで、流石に来店しろは無いので、十分電話口で話し合いを重ねさせて頂き御納得頂いた上での納品です。しかもこのお客様の要望はDL103をHIGHPHONICの行うPRO化を施した上でのネイキッド化でかつIKEDAのシェルと高価な銀線リード線への換装が希望、ヒョェ~って感じです。いままでもDL103PROのネイキッド化は何度か施しましたが、確かにコレは禁断の世界、聴けば凄いけど決して広く皆様にお勧めする訳でもないかなりの趣味の趣味。今までもそうですが、この緊張する作業を終えての音出しは確かに安堵感と満足感が入り混じった非常に素敵な瞬間と体験ですが、それに費やす神経を考えると、一日3個が限度ですね・・・

 

 

IKEDAシェルにDL103ネイキッド、銀線リード。ひっくり返した蝦蟹系かバルタン星人に見えなくもない

 

 

IKEDAのシェルに裸のDL103付けるのはとても難しいのですよ、作業側としては出来れば避けたい組み合わせですが、音は確かにいいですよね・・・

 

 

でんき堂スクェア恒例の、音出し後の針先状態確認顕微鏡拡大写真を撮って

 

 

納品前最後の梱包状態が間違いない姿であった証明写真も添えて、こういっちゃなんですが、ここから先は私の手元を離れて後は配送業者さんの確実な仕事とお客様の技量にすがるばかりです。試聴で聴いた音は毎度ながらイイですね、これ、怖いけど。
因みに写真のシャトルケースは、オーディオテクニカが昔から作っていた、懐かしいと感じる向きもおられる安くて使い易いカートリッジキーパーですが、何故だか「これからはアナログ製品を拡充する」と誌面で宣言されたと同時に生産打ち切りが発表された、オーディオテクニカの言うアナログ製品拡充の真意を測りかねるアクセサリーです。当店の在庫もあと僅かばかりになってしまいました。高価な針を出す事ばかりがアナログ製品の拡充では無いと私は考えますが、どちらのメーカー様かこのシャトルケースの代わりを用意して下さいませんかね?勿論廉価で。

 

DL103ネイキッド、アルミボディ、木製ボディ各種店頭試聴できますよ→0466-20-5223