UKPOP系好きな方にはお馴染みのPILOTです。写真のジャケは彼らの二枚目です。一枚目はモロ、ビートルズに関わったエンジニアの面々が手厚く関わって作った盤で、有名なマジック他、キャッチ―でポップでメロディアスな佳曲が多く入っていて、一定の人気を誇っています。が、二枚目ともなると、以前はレコードコレクター誌読む様なマニアックでビートリー(←どこかで聴いたビートルズっぽいサウンドを有すバンドの尊称と言うか何と言うか・・・)繋がりで語られる様なキワモノ系なスキモノの棚の中の一枚だったのですが、(←ファンの方御免なさい、当然私も持っています)最近その彼らも40年以上の時を経て、少なくとも日本では昔日以上に評価が高まっている気もします。多分何度でもリスナー層の世代交代を繰り返すビートルズの波にうまく絡んで、彼らPILOTも世代交代に成功したんでしょう。
さて、でんき堂スクェアではTOP10レコードの親父さん失礼社長が定期的にレコードを持って来て下さりお客様方にLPを販売し残りはお店に委託して下さるのですが、基本的にジャズやロックポップに比重が高く、名盤ジャズも勿論ながら、往年のロックポップの結構美味しい所も持ち込んでこられます。そんな中でこのPILOTのUKオリジナルが入荷したので、私は好きでもう持っていましたが、何人かこういうの好きなお客様の顔が浮かんで委託に残して貰いました。今日来店されたやはりこの系統お好きなお得意さんがオランダ盤のこの盤を手に入れた仰るので、念の為にこちらを紹介して一緒に聴き比べたら、やっぱりUK盤は違うんですよね、色々。その辺の詳細は私は口出しできませんが、やはり所有したくなるだけの内容を誇ります。それで、さっそくご購入頂ける流れになって二人して盤を良く眺めていたら、アレ・・・

 

 

見え難くて申し訳ない写真ですが、インナーグルーブに何かサインがされている、ダイヤモンドペンの様な物で。ここには普通マトリックスナンバーとかエンジニアのサインなんかが入る事があるのですが、仔細に検分するとDavid Paton・・・、おい、メンバー本人じゃねぇか。他二名の名前もメンバーのサイン、アレ?この盤関係者向けじゃないか。しかもバンドメンバー自らの記名だよ・・・最初のプレス何枚かに彼らがサインしてプロモにでも回したってンですかねぇ?
実際の所は分かりませんが、でんき堂スクェアの委託LP、小さな店舗で決して数も多くありませんが、こういった面白い物も入って来てますよと言ったご案内で今日のお話はおしまい、さっそく帰って二匹目のドジョウにのたうちまわる様子がリアルに聴こえるこのアルバムに針おろそっと!

老舗のオーディオ販売店でロックポップ系聴きたいって言ったら露骨にいやな顔されたり馬鹿にされてアタマに来た方の問い合わせ先はコチラ→0466-20-5223

少なくとも私が前の前の職場で居た秋葉原の老舗のオーディオ専門店のその店での私にとっての二番目の店長は露骨にいやな顔しましたね、「君、ロックはかけないでくれ」とか言っちゃってさ(笑)
オーディオを商うのは我々専門店の務めであり仕事ですが、そこにかかる音楽は皆さんの物です、オーディオの金額の多寡は結果ですので、どうぞ皆さんは店主など気にせずお好きなジャンルの好きな曲を聴きましょうネ。