先日ニュースで、週刊少年ジャンプが全盛期1994年の三分の一に発行部数が減ったと目にしました。
それでも200万部って言う数は立派でしょうが、率だけで言えば1/3と言う下降は壊滅的です。
私はそういうの買った事無い人間ですが、小学生の頃に周りの連中は通常火曜発売のこの週刊誌を、どこどこの酒屋は月曜に並べてるとか言って盛り上がっていましたね。
話ずれますけれど、このフライングをしてジャンプ置いていた酒屋、店頭のおばちゃん感じ悪くて子供相手に舐めきった商売してて、小学生の頃ある日お釣りを間違っているのを指摘したら、腹立ち紛れに50円投げつけられたりして、まぁどうでもいい話ですが、色んな意味で牧歌的だった昭和の時代の思い出ですね。
先日長期の連載が終了した事が話題に上がった秋本治の「こち亀」を、中学生の頃友人の読み残し借りて少しだけ読んで、主人公の顔が猫顔に移行したあたりで読まなくなったので、余り偉そうなことは言えないのですがとにかく周りは皆ジャンプかマガジン読んでる感じでしたね。

更に、原付バイク、こちらが10年で販売半分以下になったとニュースに出てました。
こちらもどちらかと言うと主な需要は若い世代だと思うのですが、いや勿論年配の方も乗りますよ、でもやっぱり原付は若い世代の味方だと思うのですが、それが半減。
高校生の頃、所謂スポーツタイプの、NSR50とかTZM50Rの様なゼロハン(←原付一種のある種の呼称)は男子の憧れでした。

 


HONDA NSR50 、メーカーHPより借用
この構えで何と50cc、こういうのまたがった高校生居なくなりましたね・・・

私はそう言った速い方じゃなくて、賀曽利隆が日本一周に選んだスズキのハスラー50とか、ヤマハのDT50がいいなぁなんて思ってましたが、結局バイクに乗る機会には恵まれませんでした。
何しろ当時からカメラだオーディオだ鈍行列車やフェリー乗って日本中辺繰り廻るとか、決して安くはない趣味抱えていると、学生の本分忘れてアルバイト三つ掛け持ちしたってジャンプ買わなくたってちょっと十代の身分ではバイクにまでは手が伸びませんでした。
サンスイのアンプもキャノンのA-1もバイクも似た様な値段ですよ、どれも。
まぁその時バイクを選択しなかったから今こうしてオーディオに関わる仕事をさせて頂けてるのかもしれませんが。
23年でジャンプが1/3、10年で原付バイクが半減、じゃぁオーディオは・・・、怖くて考えたくないなぁ。
因みにうちのスタッフにその話したら、原付って 「肺活量」 幾つなんですか?だって。
全部間違っていて、もういいやって感じになりますよね、マッタク・・・

オーディオもハッキリ言って下り坂です。
色々要因はありましょうが、若い人口に関しては先に上げた様な他業界と現状大差ありません。
要するにただでさえその絶対人口が減っているのに、比率的にそれに興味を示す数はそれ以上に減っているのです。
街で見かける「イカした」バイクまたがってるのは皆私より年配のおじ様方ばかり。
オーディオのショウ、30年前とか10代の頃池袋とか行って熱気ムンムンで大変込み合っていて自分が一番若くてでしたが、今都庁跡のバブルなガラス張りの会場行っても、大した熱気は無くて人影もまばらで、でも相変わらず私が最若に近いのでは?と言う現状が全てを物語っているようです。
帰りの電車で週刊誌もスポーツ紙も読んでる人もメッキリいなくなって、でもたまに居てもおじさまだけ。残りは皆スマホ弄ってます。
お陰で最近電車の網棚は随分とサッパリしましたが。新宿駅で捨てた雑誌集めて路上に積んで売っていた方々も居なくなりましたね。

閑話休題

新しい世代の取り込みに躍起になって、イマイチズレたイベントに終始しているメーカーや団体をあげつらう気はないですが、取り敢えず私は、今オーディオ頑張っている方々を応援したいと考えます。今オーディオやってる人たちがカッコよくない限り、かつての自分がそうであったように、見上げた上の世代の世界が憧れでない限りは、若い子は絶対この世界入ってこないですから。

 

 
カッコいいかどうかはともかく、今日の本題は「水晶」
DACの制御系での水晶発振機精度の、なんて所でオーディオでも関わりは深く、よりリアルに水晶自体を直接インシュレーター等に用いる製品も見掛けます。
オーディオには結構向いている素材なのでしょう。
今回でんき堂スクェアでは、所謂「屑水晶」を販売開始致します。
要するに形色不揃いの水晶のかけらです、1キロ単位でお分けしますので、皆様のアイデアの及ぶ限りご活用ください。例えば充填剤対応のスピーカースタンドや、袋に入れて筺体の天板に載せて鳴き殺し等々。

 

 
写真で紹介するのは、先日掲載したオヤイデのパワータップのリフレッシュ時に内部充填としてこの水晶を用いた時の様子です。
参考までにOCB-1に蓋が閉まるギリギリまで目一杯流し込んで、トレーにその残りです。1キロとはこれくらいの量と言う参考にどうぞ。
この残りは信玄袋にでも詰めてトランスポートの上にでも置きましょうか、効果がありそうでしょ?
沢山買って大きな盆状の場所に敷き詰めて電子機器置いても面白そうですね。

 

 

使い方は皆様のアイデア次第、効果は様々、オーディオ=水晶、となると高価な印象を受けますが、写真の様な不揃いの屑水晶ならば比較的お安い物です。
是非一度遊んでみて下さい。

尚、写真の様な電気製品への内部投入はあくまで各個人の責任に於いて行って下さいませ。
例えばコンセントの小さな穴に入り込んだりしない様に、要所にテープを貼って塞いでから作業を行うといった様な、大人なら当然なお話ですが、これからの若い方の為に念の為、あしからず。

でんき堂スクェア提供
屑水晶詰め合わせ 1kg  (DSQ-CC1000) 販売価格:2,592円(税込)

注意:自然界の鉱石です、粒のサイズや色の不揃いに関してはご容赦願います。最近、木製品の木目の不揃いさや革製品の仕上げの不揃いさを、パソコンモニターのドット抜けの様な論法で、何個何ミリまで許す的な変な風潮が多々見受けられる様になりましたので念の為。

 

顕微鏡拡大写真です。

 

TEL:0466-20-5223 (販売はこちら)