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皆様 AIR TIGHT / エアータイトはご存知ですか?

恐らく、普段よりオーディオに大して積極的な趣味として接しられている方々はご存知でしょう。

では聴いた事はありますか?

多分、上記の設問中の中で知っていると答えた方々でも殆どいません。
或いは、知っていると答えた僅かな数=聴いた人の数なのかも知れません。
理由は色々ですが、一言でいえば知る機会が無いのです。
エアータイトは畿内に拠点を置き三十年に渡って優秀な機材を送り出し、その性能と人気は海外で特に高く、また国内でも一部の方には高い人気を誇るのですが、とにかく雑誌で見ない、店頭で見ない、何より関東地方で見かけない。

広告費沢山でないから雑誌で見掛けない、見掛けないから知らない、知る機会が無い。
誰も知らないし雑誌にも載らないからお店も置かない、置けない。
知る機会が無いから聴かない、聴かないから買えない。

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以下想像創作妄想、登場人物や販売店に一切のモデルや対象は存在致しません。

秋葉原に行ってもない、そもそもオーディオ屋が無い。やっと見つけたけど怖くて店入れない、だって睨むんだもん。
しょうがないから回れ右して超大型カメラ量販のオーディオコーナーも覗いたけど、声掛けると子供に毛の生えた程度の若い店員は逃げ回るし、担当者らしいのはどうもメーカーの回し者っぽくてと、もう散々。おまけにこの騒音下でどうやって音聴くの?
しょうが無いから東海道線下って日本電池の跡地のモールに入っている大型安売り家電量販のオーディオコーナー行ったけど、挨拶だけは接客マニュアル仕込みで外面的だけは少なくとも明るくて秋葉原みたいに怖くはないんだけど、何故か量販では売らないと豪語する国産高級ブランドでさえ見掛けたけど、エアータイトはない。
なんかの雑誌の選考委員になった見覚えのある店員さん、話はしてくれたけどどうにも底が浅い、「これすごくいいっすよぉ、え?知らない?アレェ〜、そうですかぁ〜?」みたいな。
しからば詳しい人お願いしたら、出てきた人、詳しいんだろうけど、話長いだけで何言ってんのか良くわかんない上に話自体がとてもつまんない。そもそもあんた、売る気あんのかね?

な〜んて事が無いとは言え無くも無い状態です。

で、話が脱線すんのは毎度ですが、AIR TIGHTは本物です。
皆さん聴きましょう。
店頭に並べてみました。
今回は多くを語りません。
とてもいいですよ。

以下、予め御断り。
ヤマハやパイオニアの事、内輪ネタが書いてあります。
コンビニのレジのたばこ購入の年齢確認程度の効力で予めお断りしておきます。

読まれるも読まれないも皆様のご自由に、しかし

「一切の苦情は申し立てないと誓います」

はい/いいえ

のはいの方はどうぞおすすみくださいませ。

私自身はオーディオ自体が大好きなので、本当は洋の東西国内外、ブランドの優劣に囚われずどれでもなんでも並べたいのです。
ところがどんなに私がオーディオを好きかろうと多少詳しかろうと、メーカーによってはエゴや体面をタテに店を選んでやってるような態度や条件をその店主や企業のオーディオ理解度とはなんら関係無く平然と態度に出す所もあります。
例えばヤマハやパイオニアの高級オーディオ製品はもう我々弱小規模の販売店にとっては高嶺の花です。
何故なら我々に提示する卸値が、大規模量販の売値より高いからです。
彼らの発表する新製品を「あ、いいな、これ、お得意様に紹介したいなぁ」って思っても、担当に会う事さえ適いません。全然会えません、相手にしてもらえません。
多分どっかの有名な先生の紹介状でも貰わないと会えないぐらいご立派な方々です。何しろヤマハさんと話したくて、この6年間、彼らの展示会場に出かけては昔から知っている担当者に直に顔合わせて話し合いの席を希望しての連絡をお願いしたり頼み込んだりを何度もしましたが、全く音沙汰がなくて、昨年また会場に出かけて催促したけどまだ何の連絡もこないくらいです。ダメとか良いとかじゃなくて、完無視状態。
パイオニアの営業も昨年の夏前に話し合いの場をお願いしたら、お盆明けにと言われたまま年が変わりました。ここは取引自体はあるんですがね。
多分僕の人望が無いのでしょうが、その他のオーディオメーカーさんとはほぼ毎月毎週なんかしらのコンタクトは行えてるだけに、不思議と言えば不思議です。
よって、個人的にはとても愛しているヤマハやパイオニアの高級オーディオ製品ですが、私が幾ら愛していても、彼らは小さなお店を、或いは私を、更に言えば小さな販売店でオーディオを買うお客様方を恐らくあまり愛してくれていないので、普段私の店では並びません。
ですから何卒私自身が、決して音やブランドの好き嫌いでやっていない事をご理解下さい。

冗談みたいな本当の話はさておき、実際問題資本力と店頭規模の関係で、店頭展示が行える機材は極僅かです。
そんななかで今回エアータイトを並べた最大の理由は、音がいいとかそんな事はもう今更私が語る様な問題ではない当たり前のことであると方付けさせていただき、AIR TIGHTブランドを主宰されるA&M社の三浦氏が、心よりオーディオを愛し音楽を愛しそれを欲すお客様方に真摯な態度と姿勢を示し、それらを取り扱わんと希望する我々小規模店舗に極めて公平に接して下さるからだと断言させて頂きます。
つまり、私達のお店からで「も」、気持ちよく皆様方にエアータイト製品をお求めいただける取引条件を頂戴し、それにこたえるべく音が出せる場をご用意致しました。
手前味噌ですが関東地区では極めて異例だと申せましょう。
先出のヤマハやパイオニアの様に、どこで買おうと全く同じ製品なのに噴飯ものの企業努力を通り越した価格差が店ごとに生じる、或いはオーディオ専門雑誌で高級性を謳いながらも専門店よりは安売り家電量販店での取引優先の様な姿勢を平然と見せる、販売側購入側両者双方にその価格の正当性も含めて不信感を抱かせかねない価格/取引体制ではないということです。
裏返して言えば、決して私のお店がエアータイト製品を余所より凄く安く扱える、又は比較にならない程高い、そのどちらという意味では無いのです。
ただ、販売店の指名を頂けた以上、可能な限り良い音を出し気持ちよくお客様方へ購入頂けるお手伝いと努力が、他のエアータイト取扱販売店方々に並んで行え、お客様方に十分に比較頂けるという事です。


以下、ゴタク、くだまきの項、よまれる方はさっきの「はい」ボタンを宜しくね!

東京(←概念としての東京圏)を中心とするオーディオ店は、極論してしまえばオーディオ雑誌に出てこない物は滅多に扱わない傾向が大変強いと感じざるを得ないので(←この辺は曖昧にしときます)、毎年年末に例年変わり映えしないブランドだけを、これも例年物故者を除けば変わり映えしない「せ〜んせぇ」と呼ばれる愉快な仲間達や、流通側代表とか言う、ある特定の高級ブランドの取り扱いを免罪符的に誇る不思議な集団の選者達が、仏頂面並べて順位付け格付けするオーディオ雑誌には、広告力や営業規模の関係で出てこないブランドや製品が実際には山盛りあって、10年連続○賞受賞とか言って内輪で特定のブランドのよいしょ記事を二ページに渡って組むぐらいなら、十年間に渡って全く触れてこられなかったブランドに陽を当てるぐらいの配慮は出来んのかねとヒネタ発想が浮かんできます。

だいたいですね、どんなに優れた製品を作れるブランドで有ったところで、十年間連続で同じブランドが同じ賞に居続ける賞の権威や有りようなど、その十年連続金賞のブランドが神の領域で無い限りは、周りのブランドは全く駄目なのか選者がアホなのか、その選出方法に重大な欠陥があるんじゃないの?って普通は思いますがね。
勿論、私は10年間に渡ってその最高栄誉の賞に値する製品を作り続ける努力を、色んな色んな、実に色んな角度で行って来たそのブランドに責任があるとは思っていません。
色んな立場の色々な価値観の第三者が寄り集まって、一年かかっても聴ききれない数えきれないぐらいの多数のブランド、製品群に票を割り当てていった結果が、10年間同じブランドが最高栄誉に選ばれ続けているなら、それはもう選の意味をなさないし、業界全体の硬直化であり自らの排他性を公表している以外の何物でもないと、部外者の私はただなんとなく直感的に生理的に思う、或いは感じるのです。関係者では無いのでその実態は知りません、ただそう感じちゃった自分がここにいるだけです、悪意はありません。

参考までに、やはり色んな意味での趣味的要素も高い、カメラグランプリの2006年から十年間のブランドだけその対象を書き連ねると、ニコン→ペンタックス→ニコン→キャノン→オリンパス→ペンタックス→ニコン→ソニー→ニコン→キャノンといった塩梅で、誰でも良く知っているブランドが入れ替わり立ち替わりの状態なのが見て取れます。
勿論談合的に毎年ブランド持ち回りなのも閉口物ですが、私も多少は知っている世界という事で言わせて頂くと、カメラ業界の方がオーディオの比にならないぐらいの実際には一部ブランドの圧倒的寡占化という状態でビジネスは推移しているのですが、実際プロ機に至っては25年以上前のまだペンタックスやオリンパスに京セラ、マミヤにだってプロ機があった御代ならいざ知らず、現状では事実上キャノンとニコンしかないなか、大賞レベルではこれだけのブランドに栄誉の御鉢が回っている事に一種の安堵を覚えます。

他で言えば、例えば実質トヨタかそれ以外、普段路上走っている乗用車の2台に1台はトヨタでしょ?って現代の日本でさえ、2006年以降のカーオブザイヤーをブランド順に書き下すと、レクサス→ホンダ→トヨタ→トヨタ→ホンダ→日産→マツダ→VW→マツダ→マツダとなっていて、2013年に至っては本来輸入車枠で別枠受賞していたVWが総合で受賞しています。
この間トヨタが、一般論で言えば悪い車や評判落とすようなことは一度も無かったでしょうし、売り上げも常に二位を引き離して圧倒的だったでしょうし、販売数も企業力も商品力も政治力も営業力も広告力も全ての面で他社を圧倒していたと容易に推測できます。
でも第三者機関が与える栄誉はこの様に散っています。マツダに至ってはここに居並ぶ他社に比して明らかに劣勢な企業規模に関わらずです。
私はカメラや自動車の業界的立場での関係者では無いので、彼らには彼らなりの問題点や理由、動機もあるのでしょうが、少なくとも同じブランドに十年連続で金賞くれてそれを振り返って更に褒めたたえる様な賞なんかより、このカメラ関係者や自動車関係者達の目線で投票されたオーディオの投票結果を是非見たい物いだと切に願います。
マツダやVW、或いはペンタックスにも票を投じる彼らです、実名挙げると角が立つので控えますが、少なくとも10年連続同一ブランド金賞受賞記念なんてバカな記事読まないですんだはずです。
繰り返し言いますが、受賞したブランドの責任だとは決して言いません。ただ、受賞に値する最高の物を十年連続で作って市場に万全を期して送り込んでも、決して、ライバルがそこに居る限り当然ですが、十年連続で第三者機関による一等賞受賞なんて、少なくともオーディオブランドの何万倍の破壊力、影響力のあるキャノンやトヨタでも、そうそう出来ませんでした、以上。