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ニッシャ技研の誇るセパレートアンプを聴く度に感じるのは、同クラスの他社製品と比しても明らかに感じる事が出来る、広い音場再現と開放的な音楽再現です。
自分の普段使うシステムではナカナカ得られないステージ再現性に、その音を聴くにつれ嫉妬に近い感情を抱くのですが、だったら買ってしまえば解決なのですが、こちとて何十年の積み重ねで構築されたシステム構成を簡単に差し替えたりも簡単にはいかず、そう簡単に買いえられる価格でもないし、でも魅力ある音だよなぁ~とグジグジと無い物ねだりみたいな思考回路を脳内にへ巡らせていたら、このYN-AC2Goldというカプラーが目に入りました。
そもそもニッシャのアンプは「バリアー回路方式」なる手段を用いているようで、同社のHPを覗くに、ここの製品の音を司る基本構造に、このバリアー回路にかなりのウェイトが置かれていることを読み取れます。
それでこのYN-AC2Goldは何かと言うと、入力側に差し込む一種のカプラーで、この端子形状の中に同社のアンプが採用しているバリアー回路が入っているらしいのですネ。
使い方は入力信号側のラインケーブルを一旦引き抜き機器との中間に差し込むだけ。

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CD→ラインケーブル→YN-AC2Gold→アンプ

或いは

プリアンプ→ラインケーブル→YN-AC2Gold→パワーアンプ

普通はこういうところでしょうか。
繋いでみると凄いですね、

「あれぇ?ニッシャのアンプがなってるぅ~」

って少し言いすぎかな?
自分の組んだシステム構成の音場的バランスを損なわずにニッシャのアンプが持つ開放的な部分や精細さが加味されているのは、ラインケーブルの買い替えで得られる効果よりわかり易く感じられたのが不思議ですね。自身で所有するシステムや接続ケーブル自体に、既に一定の満足を得ていて、しかしそこにもう少し何かを求めた際に、機材や高価なケーブルの買い替えは音楽バランスの再構築も考えるとなかなか腰が重いもの。でもこれならそういった方々にも試して頂けますね。

また、音質追求においてYN-AC2Goldを使うのは当然として、いまこちらの店内では展示機器への配線の都合上、ネットワークプレーヤーのRCA出力を10mも汎用品グレードのケーブルで引っ張り回してアンプへ接続しいるのですが、どうしても音痩せしたりノイズ感をともなったりします。本来これくらい長い配線は業務的にバランス伝送のキャノン接続を行いたいのですが、一部を除いてそうそう送り出し/受けて双方にその端子が装備されている確率も低く、そう言った際にもこのYN-AC2Goldが極めて有効であることも、店頭にお越しの際にでも体感下さいませ。

暫くの間、試聴貸出機もご用意致しますので、聴いてみなけりゃ信じられんという向きの方も是非一度お声がけ下さいませ。

定価:12,960円(税込)

販売価格:8,640円(税込)

http://www.a-sq.net/item/ynac2gold.html (販売はこちら)

TEL:0466-20-5223 (お問い合わせはこちら)