140913_p2

音響アクセサリーのダークホース的存在のクライナさんが送り出した“アステカ/ワタユキ”は、特にそのコストパフォーマンス面に於いて、そこから得られる音響改善効果は考えられる限りの最良と申し上げて間違いないと思います。
主にその外見的紙質な素材からくる見栄えなどから色々言う方もおられるようですが、同じ効果を得るために今までの他社製品群は、その出来栄えの良さはともかくとして、気軽に数増していくのにはかなり経済的負担が高い事は事実で、一般的な一枚数万円は軽くする音響系ボード一枚分の価格で、アステカやワタユキを十数個といった数を部屋に必要なだけを購える事が出来、非常に高い音響特性を一般住居の環境で私達に体感させてくれる親しみ易さが何よりの美点ですね。
私自身一個試すと際限無く増やしていきたくなる一種の常習性に恐怖を覚えます(現在18個で更に増殖予定)
結果多くの方から好評を得られ、想像以上の販売数に気を良くしたクライナさんが更に調子に乗って(失礼!)開発したのがアステカタワー。
これにアステカとワタユキを交互に三個ずつ配して塔と成し、部屋の前方左右、許されるならば背面にまで円周に取り囲んだ環境で、適切な左右間の距離を開き、真っ当な角度で内振り指向されたスピーカーから得られる驚異的な音響のラウンド観は、今まで二本のスピーカーを目測に頼った適当な内振り角度と狭い間隔で置き、後ろに下がって聴いていた耳には異次元の音場の感覚を覚えるらしく、しょうもない家電屋のやる気のないオーディオコーナーの気の毒なミニコンみたいな配置しか知らなかった当社のN野クン等(←事実しょうもない家電屋の業界1位と8位の就職経験者)は、初めてこのアステカタワーに囲まれた環境下でスピーカー正三角形配置の試聴を経験した際に、部屋全体を四方八方めくるめく様に飛び交いかつ中央に正確に定位する音場に目を回し「酔っぱらって気持ち悪い」とまで言っておりました。
要するに並べた二本のスピーカー個々がそれぞれにオーディオ的高性能な音を出していた程度の、結構な大きなオーディオショウの試聴ブースでさえよくありがちな音しか知らなかったと言う訳です。
今ではすっかり音場本来の意味も理解できたのか、先日彼の部屋に遊びに行ったら上手に配置したスピーカーとアステカ・ワタユキの効果で、大して大きな音を出すでもなく、月五万円のアパートでは得られないと一般では諦められがちな十分な良い音楽再生環境が出来あがっていました。
さて、そのアステカタワーですが、大変素晴らしい効果を、風が吹いたら大きく揺れ、重めの人が階段登ると地響きがして、震度2が4になる月五万円の、夏は尋常じゃなく暑く冬は吐く息が真っ白な底冷えが厳しい彼の部屋にも安く与えてくれる素晴らしいアイテムなのですが、一見ダンボールで実際ダンボールで出来たそれは如何にも質量が軽く、開けた窓から風が吹き込んだり軽く肩が当たった程度の大した事が無い理由で倒れたりするのです。モノ自体がモノなので倒れても怪我は無いでしょうが、倒れる相手が再生中のレコードプレーヤーだったりするとまずいですよね、製作中のプラモとかも。ま、初めからモノが散乱してるN野クンの部屋では大した問題でもないでしょうが。
で、今まではアステカタワーを紐で壁に固定したり、クライナさんはペットボトルに水入れて重しにせよとか言っとりましたが、アパートは鋲打てないとか部屋の中で猫よけじゃあるまいしと散々だったので「アステカタワーはとても良いアイデアで製品なんだからどうにかしてよ」とクライナさんの担当営業さんに会う度に言い続けていたら出ました、専用ベースが。
140913_p1
待った甲斐のある出来栄えです、価格的にも頑張ったと思います、これでようやくスタンドアローンです。
副次的というか確信的というか、新たにこの専用ベースを装着し部屋に据えたアステカタワーは、見栄えの安定感も伴ってか、具体的な理由はうまく説明できませんが、間違いなく以前よりよい音場効果をもたらしてくれています、音像の中に芯が出たというか張りが増したというか。
ともあれ数多く市場に出回り続けているアステカタワーです、既に導入済みの方は是非、これから導入の方は初めから、このアステカタワーの利用を強く勧めても恨まれる心配はないと書かさせて頂きます。
店頭でもようやく固定の紐から解放されて、アステカタワーを自由に配置しやすくなりました、以上。
PS:
月五万の部屋じゃなくても色んなお住まい、住環境お部屋で効果が発揮されます、念のため・・・