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AIW社製
Western Electric 復刻スピーカーケーブル
オーディオ黎明期のWestern Electricは、古のビンテージブランドの人気の筆頭として、僅かなストックの当時のスピーカーケーブルなぞがオリジナルの雰囲気を愛好する方々を中心に、随分な価格で取引されてるのだそうです。
そのWE社は今は存在しないメーカーなのですが、その彼らが当時ケーブルの生産を委託していた会社は今でも合衆国に現存しているそうで、それじゃぁそこに頼めば当時と同じもん作れんじゃねぇの?と考えた人が居て本当に出てくる辺りがアメリカの懐の深さですね。
正直当時のWEのケーブルを良く知ってるわけではないので、復刻版がどれくらいの物なのか比較して語る事は私には出来ないのですが、現物を手にして聴いた限りは、時折お得意様宅で見かけるオリジナルの雰囲気をよく再現しているように感じられました。
最近のケーブルと違ったテイストで悪くない雰囲気の見栄えと音を有しているので、別段ビンテージオーディオ愛好家でなくとも、現代のオーディオに積極的に使ってあげられればいいんじゃないでしょうか。私も今欲しいケーブルです、これは。
ところで我が日本では、ソニーやー松下の様な超巨大メーカーに、たかだか10年前のオーディオ製品のたいしたことない修理やパーツを頼んでもロクな対応されないんですが、40年以上前の取引先に依頼されて作っていたケーブルを、全然関係ない人間に頼まれて復刻できるって、そりゃもう日本のメーカーが軒並み駄目になるのも良く分かるわな。日本の大メーカーは姿勢が悪すぎるね、物造りに対しても顧客に対しても。
私が書いてる事信じられない人はパナソニックに電話してテクニクスの相談でもしてみましょう、世界規模の家電メーカーの自社製品と顧客に対する思いやりが良く知れますから。
A.I