アナログ再生に目覚めて来ると、カートリッジは勿論のこと、色々な素材で作られた様々なブランドのシェルや高価なリード線が目に入ってきますね。これらはどれもキチンとしたオーディオブランドが用意したモノである限り、そのどれもがよいものだと私自身は感じていますが、取り付け自体にはやはりどうしても多少の経験と技術と工具が必要です。一昔前までは趣味のオーディオは、カートリッジぐらい自分で付けて当然な風潮がありましたが、私自身はそうは考えていません。どの道にも経験者とプロが居て、趣味であっても全てを自分が行う必要はないということです。自動車趣味だからってエンジンばらしてタイヤを自分でホイールに組まなきゃいけませんか?カメラが趣味だからって今更自ら現像タンク振って、暗室籠って焼き付け作業しない限り趣味とは呼べないですか?アナログが趣味だからって、一発ミスれば何万場合によっては何十万するカートリッジやリード線を老眼駆使して震える手先で危険に晒す必要が果たしてあるのでしょうか?
どうぞ皆さん、お好きなカートリッジをお好きなシェル指名して気になるリード線を指名して下さい、そしてどんどん販売店にセットアップを依頼して下さい、勿論多少の技術料は発生するでしょうが、その手の製品を扱って居ながら出来ません、やりませんはまさか無いと思います。
でも、もし、販売するけど付けはしません!って販売店にぶち当たってしまったら、無理して自分で付けようとして不幸な事故が起きる前に、当店まで一度ご相談下さいませ。今時ネットで安くタイヤ買って来てそれを地元のショップに持ち込んで対価をお支払いしてホイールにバランス取って組み付けて貰うのが当たり前の時代に、アナログカートリッジの持ち込み対応出来ないようなオーディオ販売店の存在がある意味異常なんですよ。ましてや高価なそれらの製品を並べながら全く取り付けに関しての技術も知識も持ち合わせない様な超大型家電カメラ量販のオーディオコーナーの存在はまさに異常ですと個人的には思います。
本日のお仕事は、お客様お持ち込みのDL103R-PRO-XXXと言う諸般の事情で名前の出せないすんごい針に、やはりお持ち込みの山本音響工芸のチタンシェル、そこにzonotoneの8Nリード線を介して装着作業です。人様の高額なお品を預かる緊張感と神経を使う作業は正直鼻歌交じりに行える楽な作業ではありませんが、それだけのモノを信頼して私に委ねて下さるお客様の信頼には応えなければいけません。
無事セットアップがすんでお客様と一緒にその音を確認でき顔を見合わせて喜べる瞬間は、仕事とは言え素直に嬉しく誇らしくもあります。そして、それがオーディオショップ本来の役割であり、こ難しい御託並べて腕組みしながら偉そうにブランドや機材の微細な差異だ音質だをかたるのがオーディオショップの仕事では本来ないでしょうと、私自身は個人的には考えております。
勿論聞かれれば出来るだけ解る範囲でお答えはしますけどね、御託は余所で、購入と作業の依頼は当店へ、な~んてね(笑)

 

 

オーディオにまつわる簡単な作業も多少難しい作業も、ともあれ一度ご相談を→0466-20-5223