最近遠方からのご依頼が増えて来ていて、先日もGWの絡みで東京に出たついでに足を延ばされて、広島より御来店頂いた方にオリジナルケーブルや毎度お馴染みのAIRLOC処理を施させていただいたり、新宿の結構有名なオーディオ店で買ったけどシェルやリード線は何故か取り付けては貰えなかったDENONのDL102を手に小田急線乗ってそのまま当店までご来店されたりとか、ともかく作業系の依頼は全国各地から入る様になって来て、頼られる事へのちょっぴり嬉しさと、オーディオと言う趣味性の高い物をただ値段で売るだけのお店の多さに、この業界の行く末を憂えたりと複雑な心境のGW最終日です。皆さんは道で大渋滞、遊園地で大行列、山で遭難、海川湖沼で水難なぞに巻き込まれたりせず楽しくGWお過ごしになられましたか?
さて、GW最後の日の今日のお仕事はやはり遠方、遠州の地より届いたSMEの旧タイプのケーブルの修繕、修正作業。問い合わせ時にお電話いただいた内容ではどうも断線らしく、この場合は大概端子根元が原因な事が多いので、電話口では気軽に

「大丈夫ですよ、お金掛けずに端末の交換で済ませましょうよ、とにかく送って下さ~い」

なんて気安く言った物でしたが、届いた現物目にしてゲゲゲのゲ、も一つゲでした。要するに腐ってる、ケーブル全体が。

 

↑ 恐る恐るプラグを開けると、うわぁ~、逝ってる・・・

触ったそばからポロポロ被覆は剥離して線は千切れて半田箇所は脆くも欠けて。そりゃSMEの旧タイプのケーブルなんて良く考えてみれば40~50年は経ってるんですもんね、ゴムやビニールが駄目になるのは当然で何箇所か芯線が出てショートし掛けてもいました。駄目だこりゃと慌ててお客様に電話して了解取り付けて、こればっかりは代替えの効かないSME独特の三角形した平行5pin端子のみを活かしてケーブル全体作り直しです、貴重な在庫のMIL規格線奢って。

 

 ↑ともかく手に入らないこの端子を半田溶いて綺麗にして救出します

 

↑ MIL線を奢って、SME特有のアース線二本出しも元と同じ様に半田します

しかし需要は絶対あるだろうに、どうしてこのSME型5pin端子、どこも出してくれないんですかね?これさえあれば幾らでもケーブル作って差し上げられるのですが・・・
よってこの作業は、現在お使いの旧タイプSME型専用ケーブルの平行5pinを再利用してのみの作業となりますので、最近ありがちなSME旧タイプアームの本体だけはオークションとかで入手して、ケーブルどうにかなりませんか?系の方への対応は出来ませんので悪しからず。
ともかくケーブルがどんな状態であれ、この専用端子の提供が最低限必要です、繰り返しですいませんが。
その端子を供出頂いた上で下記状態に持ち込むのに税込み21,600円です、お困りの方、ご興味お持ちの方いらっしゃいましたら、当店からの距離に関わらず一度相談なさって見て下さいネ。

 

↑ SFチューブも被せて見栄えも整えて。尚、新たに装着したRCAのswitchcraft端子は、オリジナルSMEが採用している芯線端子部先端中通し構造が一緒で、オリジナルを尊重しての造り変えには最良の端子です

尚、このベークライト素材と思われるSME旧タイプ端子その物が劣化していると判断した場合は、作業をお断りしなければ行けない場合も御座いますので、その旨予めお知り置き下さいませ。ともかくココだけは現時点では如何ともし難い部位なのです。

 

地元のお店が構ってくれなかったら→0466-20-5223