物事、重なる時は重なるのが世の常なのでしょう。今日はあんまり天候も良くないし、お客さんもそんなに来てくれないかなぁ~なんて考えながら今日やるべき事を考えながら階段を下りました(でんき堂スクェアはオーディオ屋には珍しい?地下店舗なのです)そう言えば一件納品は少し先だけどAIRLOC処理受けてたな、出荷も今日は少ないし、この天気なら来店も少なかろうと作業を始めるなりのお客様のご来店。勿論お客様が来られる事が一番です。で、お話を伺うと何か適当なケーブルでAIRLOC処理をとのご依頼。おぉと内心喜びながらその適当とはどんな御予算でとお伺いし、多少珍しくもプラス、マイナス赤黒それぞれに三本づつの細い、中くらい、太い、の径の異なる高純度銅単線を奢ったメートル当たり4,000円近いONIXの高価なスピーカーケーブルが、輸入元の思惑と諸般の事情が交叉して何と半額ですよと御案内して、すんなりそちらに決まりAIRLOC処理後お客様宅へ発送する段取りが付きました。それで優先順位が変わって最初のAIRLOC作業は一旦お休みし、そのお客様のケーブルのAIRLOC及び作製を始めました。その作業も佳境に迫った頃、今度は違うお得意様が見えられて、私の手元で作業中だったそのONIXのケーブルを御覧になられ、

 

 

「お、その線良いね、それでパワーアンプのブリッジ接続に用いるショートワイヤこさえてよ、勿論AIRLOC処理で」

と相成りました。写真はその完成図ですね。ショートワイヤで曲げも伴うのでシースは剥きとりましたが、作る前に想像したより遥かに恰好の良い物に仕上がって、お客さんも勿論喜んで下さいましたが私も非常に満足のいく仕事をさせて貰えました。

 

 

その後お客様からメールを頂戴したのでその写真を許可を頂いた上で掲載致します。メーカー標準状態で付属する金属のプレートからこの新たなショートケーブルに交換すると、分解力と解像力に断然の違いが表れるとの嬉しいお言葉を頂戴出来ました。バイワイヤ端子装備のスピーカーへの高音質化を狙っての、コチラのショートワイヤ使用等にも非常に効果が出る事でしょうね、皆様も是非御検討下さいませ。

 

 

尚、一番最初に始めたAIRLOC処理作業も閉店後再開して無事完成し、AIRLOC処理に明け暮れた一日も無事終わりました。

 

AIRLOC処理を始めとした各種ケーブルの端末仕上げはコチラ→0466-20-5223