タフなDL103では珍しいスタイラスチップが完全に抜け落ちた状態をお見せしましょう。
上の写真が健常で下は逝ってます。大概は負荷の掛かった針はカンチレバーから折れるのですが、こちらは完全に接着状態から解放されて抜け落ちています。ダイヤモンドが植えられていた写真上僅か右手にクラックがあるのが分かりますか?
 推測ですがこれは長期間に渡ってかなりの過剰な針圧で使われたか、この針が意図しない回転速度で回された事を物語っています、例えばスクラッチプレイみたいな。因みに針の事故で一番多いのは横っ跳びによる欠損です、この場合折れるに変わりはありませんが横向きに曲がります。

 以上、皆様方はくれぐれも不幸な事故など無い様にアナログ再生をお楽しみください、正しく使う限りDL103は平気で数十年使えます。少なくともダイヤモンドがすり減る様な事は無いでしょうね、ビニール素材のLPをこすった程度では・・・

 

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