hd53rver8u_1ヘッドフォンアンプの括りですが、どうしてこれが立派なオーディオセンターです。

立派と言いましたが、もうちょっと踏み込んで言うといかにもC.E.C.な変態的拘りに満ちた製品です。

もっと言うと、最近は高級新ブランドに関わっているミスターカンディアス氏のお品ですね。

だからこれ以上はいいません。

さて、このHD53RVer.8.0ですが、左右独立のヘッドフォンアンプを搭載していて、左右それぞれに標準サイズとミニジャックの穴をそれぞれ用意しています。

つまりあの面倒でつい失くしていつも探しまわっている変換プラグ無しでも、端子を直挿しで楽しめておまけに音が良いんですね、こちら。

それで入力系統にはRCAとバランスド入力のXLR端子の二系統を装備。

入力ゲインには標準に加え-12dbと+6dbの切り替えを設け、様々な録音環境のソースや接続機器の送り出し能力と種々の能率のヘッドフォンに対応。

更に不思議なのはスピーカー用のアンプの搭載。

スピーカーターミナルはバナナプラグにも対応。

別件で見掛けた画像ですが中身は「おいおいおい」って感じの相変わらずの具沢山状態で、C.E.C.の伝統に恥じない価格を超えた造り込み。

メーカーのスペック表記では4Ωで片チャン10Wとあり、確証は無いですが6Ωで7Wぐらい、8Ωで5Wぐらいの解釈って事でいいのでしょうか。

5wとか10wは数字に表すとちっぽけですが、 低能率スピーカーどか~んって話で無ければ十分の音の大きさで愉しめますよ。

ところでこのHD53Rの型番に続くVer.8.0って気になりますよね。

HD53Rが8回モデルチェンジした訳ではないんですよね、こちら。

有名なオーディオ解説サイトを覗くとその差は「より厳選されたパーツからなる最新型アンプモジュールを搭載した」となっていて、それでオリジナルのHD53Rより2万円アップらしいのですが、それがVer8.0の8.0の部分の説明になっているわけでもなく、やはりその辺はカンディアス氏に聞かねば分からない部分なのでしょうが、バージョンの呼称表記はともあれオリジナルよりは確実に物が良くなっている事は、こちらの製品の発売当時に両機に接する機会に恵まれた私でも、十分確認できたことを末尾に書き添えさせて頂きます。

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