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米国スイッチクラフト社のRCAプラグ、彼らの呼称で言う所の3502、銀色のどって事ない外観の古くからお馴染みのアレですネ。
ショートボディでプラグ先端に孔が開いていて、線材をそこから導き出して半田留めします。
世の中豪華な外観と材質で高性能を謳う高価なプラグは沢山有りますが、そのどれもが線材の受け渡しに関してはどれも似たり寄ったりで、ほぼ全てが端子基部側にて、信号線をハンダ或いは螺子留めする様になっています。つまりどんな高価な線材で引っ張って来ても必ず違う材質接点での受け渡しが発生し、その接点から数センチの距離を違う金属質で伝送します。
先程の3502はプラグ的には高価な物ではないのですが、先端まで線材を引き出して居るので、相手機器端子との間に介在する物が極めて薄い接続方法で、プラグ自体は実質線材のホルダーとしての存在になっています。面白い事に、見掛けは一番安っぽいこの端子を使ってRCAケーブルを作製すると、不思議とコストパフォーマンスの高いケーブルが完成し、何度かここにも書いた様に、試しに一セット買われた方から更に追加でお求め頂けたり、それより遥かに高価なケーブルが代わりに下取り出たりと、なかなかの好評で私達としても嬉しく思います。
やっている事自体はごく当たり前の事なので、なんでかなぁと自分なりに考えたですが、やはりこれは構造だと思います。信号線としての線材が限りなく接続機器端子内部まで入り込んでいると言う。
そこで皆さん疑問が湧いてくると思うのです。
「おまえが言わんともメーカーやエンジニアはそんな事先刻承知の筈であり、本当にいいならとっくにそういう製品が出とるがな」
そうでしょう?僕もそう思うんですよ。
でも出てこない、或いは根本的に私が間違っているか。
しかし真摯な気持ちでお客様も含めて複数の耳で聴き比べてみれば、確かに悪くない音が出ている。
一つだけ分かっている事は、最近のオーディオケーブルはあれこれ理由を並べてどんどん極太化して来ているので、このオーディオ黎明期からお馴染みのスイッチクラフトの安っぽい外観の端子では、立派な見栄えの商売的に売り易い製品は造りにくいのです。そもそも太系ケーブルが使えない構造です、この端子。

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左側が孔空きショートタイプの3502です

そりゃどこかが本気になってやれば出来るでしょうが、同じ構造でかつ大きな径にも対応した専用端子を新たに企画設計しておこすとなると、これはもう規模と金額の問題が大きく関わってきますので、小規模メーカーが少量で造ればとんでもなく高価な製品になるでしょうし、規模に物言わせて大量生産するとなれば確かに安くはなるでしょうが、そもそも音質追求型の趣味性の高いオーディオ製品に属するRCAケーブルが、大量生産のスケールメリットの恩恵を満たせるほどの数が捌けるのかと言う、根本的な問題に行き当たります。まぁ製品と数とその価格の関係はオーディオに限らず、すべからくそういう物なのでしょうが。
ところで今日本国内で流通していて手に入り易いスイッチクラフトの端子は、3502Aと言うロングボディタイプで、先程の3502と似ては居ますが大径ケーブルにも対応していて、金メッキなんかも奢られてる仕様もあったりして、コレじゃ駄目なの?の声も聞えてきそうですね。
駄目とは言いません、そんな資格私には無いし。ただ、内部構造がこれは結局先に上げたその他多数の端子と同じ基部半田留めに替わっているのです。
コレ使うなら別に他のプラグでも一緒って事になりかねません。
先程から述べているオリジナルのショートタイプ先端孔開き3502の方は秋葉原も含めて不思議なくらい見つかりません。
なので私達は北米の業者さんから直接100個単位で仕入れて居ます。
さて、前置きが長いのは毎度の事ですが、そのでんき堂スクェアオリジナルでこさえたケーブルが好評頂けたので少しだけ自信が付きました。
それでスイッチクラフト3502の接続の優位性を生かした何かと思い、やはり希少なMILケーブルと組んでステレオRCA-ステレオミニプラグのタイプを作ってみました。
片側がL,R各端子を3502で作り、反対側は同じくスイッチクラフトの3.5φステレオミニプラグ、即ちTVのイヤホンやスマートフォンのジャックでお馴染みのサイズの端子ですね。
これを使えば携帯機器からも据え置きの機械の様に音を取り出せます。

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スマートフォンの普及で恐ろしいぐらいの高音質データを気軽に持ち歩ける現代です、そこに繋ぐのはイヤホンだけでなく是非アンプにも繋いでみて下さい。

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アナログ接続でもキチンとした接続を行えば、そこから得られる音質は収録データの容量にも左右されますが、下手なCDプレーヤーでは敵わないレベルまで性能が上がって来て居ます。
ただどうしてもその際に使われるのが付属品レベルのひょろっとした奴だったりするので、そこ位はせめて投資をしてみたいものです。
テフロンシールド銀コート線22AWGサイズの同軸線をL,Rそれぞれに用いて配線し、ステレオミニ端子側で初めてシールドを共通化して繋いで見た所、これがかなりイイ。
居合わせたお客様とも色々聴き比べて見ましたがやはりいい。
これなら皆様にお分けしても問題ないだろうと判断出来ましたので、名前も“THE Yellow”と決まった所で1.2mを標準とし、30cm刻みで0.3m~2.4mまで作製致します。
でんき堂の黄色いケーブルとでも覚えて下さいな。
皆さん是非買って下さい、コレは結構イケますよ、本当に。
尚、いつもと同じで非常に供給が少ない線材を使っているので、数は有る限り出せる限りとお答えしておきます。
でんき堂スクェアオリジナル、RCA-ステレオミニケーブル
“The Yellow ”1.2m / 9,160円(税込)

価格リスト(全て税込みです)
0.3m / 6,280円
0.45m / 6,760円
0.6m / 7,240円
0.9m / 8,200円
1m / 8,520円
1.2m / 9,160円
1.5m / 10,120円
1.8m / 11,080円
2m / 11,400円
2.1m / 12,040円
2.4m / 13,000円


注意:スイッチクラフトのステレオミニプラグ端子は、機器挿入面側基部で直径10mmございます。スマートフォンのケースや3.5Φジャック周りにそれだけのスペースがある事を確認下さい。

TEL:0466-20-5223 (お問い合わせはこちら)