真空管アンプ等でお馴染のトライオードは、TRV845の様な高級アンプに対して、他社同クラス製品に比べても「そりゃ少し奢り過ぎじゃないの?」と思われるレベルのACケーブルなぞを付属させています。

特に名は伏せますが、先に名前の上がったアンプが開発された当事、トライオードと関係のあったというか、実質、発注資金も含め流通も営業も含めて全面的にその支援下にあったとあるケーブルブランドがあるのですが、そこの“6NPSうんたらかんたら”という二万円を越す電源ケーブルを、そのTRV845の発売に合わせて僅かにディチューンした物を専用に製作して付属させたのが今回の紹介の品です。

初めからそれ単体での販売、つまり単独での収益を使命としていない、主役のアンプの魅力をより一層引き立てる付属品を目標に開発された経緯がある為か、その製品の作りや内容に対して利益度外視的なところがあって、単独で販売するとなると、元となったモデルとあんまり価格差つけられないのだろうなぁと、それを手にとって眺めた際には感じたものです。

では今回の単売の経緯は?という事になるのですが、諸般の事情でトライオード製品高級アンプ付属のケーブルが今後の供給分は変更になったのです。

変更になった理由は、主にというよりはっきり言って全面的にケーブルメーカー側代表者の取引商習慣に対する世間一般との常識に対する解釈の相違にあり、トライオードにとってはそのケーブルメーカー製ケーブルのイメージカラーばりの晴天の霹靂な出来事だったそうで、それはまぁとんでもない話だったそうですが、ケーブル自体に問題があるわけではないので、そこの製品は今でも比較的人気を保って今では違うルートで販売されていますが、ともかくアンプの付属としての供給分は、関係があった当時のオーダー分在庫が残り僅かとなった訳です。

トライオードとしても漸く付属させるに満足のいくレベルの電源ケーブルの手配も済んだので、旧来の品は今回完全に数量限定の早い者勝ちのショップ限定販売特価で売り切るわけですネ。

よって、無理やり定価を付ければ2万円程度(トライY氏談)ですが、今回完全な在庫放出特価で一万円以下でのご提供です。

元々付属品想定だったので専用の梱包はなされていない簡易包装ですが、そもそもこの蒼いケーブルメーカーさんは商品を相手先に納入する際に、ケーブルを巻いてあるロールに貼る丸いシールにまで金額請求していたぐらいなので、今回のケーブルに立派な梱包なんてされてた日には、とてもこんな金額で放出なんて、幾ら温厚で人の良さとサービス精神で定評のあるトライのY氏にだって、流石に無理だったと思いますよ(笑)

ACインレット型のオーディオ機器ご使用で、まだ電源ケーブル変えて驚きの体験をされた事がない方には、この価格で得られるこの上ない音場体験になるんではないでしょうかね?この製品ならば。

完売しました。

A.I